現在地やさしい医療用語集

PLAIN LANGUAGE GLOSSARY

病名や検査名が
分からないときに

略語を暗記する必要はありません。診察でよく使う言葉を、まず一文で理解できるようにまとめました。説明を読んだ後で、詳しいページへ進めます。

DISEASES

病気の名前

MCN(エムシーエヌ)
粘液性嚢胞腫瘍。粘液を含む袋状の腫瘍で、一部はがんになるため、手術の必要性を専門医と相談します。MCNの特徴と対応を読む ›
SCN(エスシーエヌ)
漿液性嚢胞腫瘍。さらさらした液体を含む、基本的に良性の腫瘍です。診断が確かで症状がなければ、通常は手術をしません。SCNの特徴と対応を読む ›
SPN(エスピーエヌ)
充実性偽乳頭状腫瘍。内部の出血などで、のう胞のように見えることがある腫瘍です。ゆっくり育つことが多いものの転移の可能性があり、原則として切除を検討します。SPNの特徴と対応を読む ›
膵のう胞
膵臓の中に、液体を含む袋のような部分が見つかった状態の総称です。一つの病名ではなく、いくつかの種類があります。膵のう胞の詳しい説明 ›
IPMN(アイピーエムエヌ)
正式名は『膵管内乳頭粘液性腫瘍』です。膵液の通り道に粘液をつくる変化が起こり、膵管が袋のように広がる病気です。見つかった時点で膵がんと決まるわけではありません。IPMNの詳しい説明 ›
急性膵炎
膵臓に急な炎症が起こる病気です。強いみぞおちの痛みや背中の痛みが多く、重い場合は全身の臓器にも影響します。急性膵炎とWONを詳しく読む ›
慢性膵炎
炎症が長く続くことで膵臓が硬くなり、膵液や血糖を調節する働きが低下する病気です。痛み、膵石、栄養、糖尿病を分けて評価します。慢性膵炎を詳しく読む ›
自己免疫性膵炎
免疫の異常が関係して膵臓が腫れたり、膵管が細くなったりする病気です。膵がんと似るため、複数の検査で慎重に区別します。自己免疫性膵炎を詳しく読む ›
WON(ウォン)
正式名は『被包化壊死』です。重い急性膵炎の後、傷んだ組織と液体が壁に囲まれて残った状態です。感染、痛み、圧迫などがあると治療を検討します。WONの治療を詳しく読む ›
胆道
肝臓でつくられた胆汁が十二指腸へ流れる通り道の総称です。胆管、胆のう、胆管の出口などを含みます。胆道の病気を詳しく読む ›
膵・胆管合流異常(PBM)
膵管と胆管が十二指腸の壁の外で合流する先天的な形態です。膵液が胆のう・胆管へ逆流しやすく、胆道がん、胆管炎、胆石、膵炎などと関係します。合流異常を詳しく読む ›
胆のうポリープ
胆のうの内側に盛り上がって見える病変の総称です。多くは良性のコレステロールポリープですが、大きさ、形、増大、胆のう壁を確認して対応を決めます。胆のうポリープを詳しく読む ›
胆石・総胆管結石
胆石は胆のうや胆管にできる石の総称です。胆汁の主な通り道である総胆管にある石を『総胆管結石』と呼びます。胆石と総胆管結石を詳しく読む ›
胆のう炎
胆のうの出口が石などで塞がり、胆のうに炎症が起きた状態です。右上腹部の痛みや発熱などがみられます。胆のう炎との関係を詳しく読む ›
胆管炎
胆管が塞がり、胆汁に感染が起きた状態です。発熱と黄疸などが重なると、早い治療が必要になることがあります。胆管炎と治療を詳しく読む ›
胆道がん
胆管、胆のう、胆管の出口付近など、胆汁の通り道にできるがんの総称です。できた場所によって症状や治療法が異なります。胆道がんを詳しく読む ›

SYMPTOMS & FINDINGS

症状・画像の言葉

黄疸(おうだん)
皮膚や白目が黄色くなり、尿が濃くなる状態です。胆汁の流れが塞がった場合などに起こります。発熱や寒気を伴うときは早めの受診が必要です。急いで相談する症状を確認 ›
主膵管
膵臓でつくられた膵液を集め、十二指腸まで運ぶ中心の太い管です。
膵石
主に慢性膵炎を背景に、膵管の中にできる石です。膵液の流れを妨げ、痛みや膵炎を繰り返す原因になることがあります。膵石の治療を詳しく読む ›
膵管狭窄
膵液の通り道である膵管が細くなった状態です。炎症によるものか、腫瘍によるものかを確認します。膵管狭窄を詳しく読む ›
壁在結節
のう胞の内側に見える小さな盛り上がりです。粘液のかたまりとの区別が必要なこともあり、精密検査を考える手がかりになります。IPMNで注意する所見を詳しく読む ›
狭窄(きょうさく)
胆管や膵管などの通り道が細くなっている状態です。炎症や腫瘍など、原因を調べます。
病理・組織検査
採取した細胞や組織を顕微鏡で調べ、病気の種類を確かめる検査です。採れた量や場所によっては判断できない場合もあります。検査の目的と違いを読む ›

EXAMINATIONS

検査の名前

胆道鏡・膵管鏡
胆管や膵管の中を直接見る細い内視鏡です。病変を観察し、組織を採るほか、取りにくい石を見ながら砕く治療に使うこともあります。胆道鏡・膵管鏡の役割を読む ›
EUS-FNA・EUS-FNB
超音波内視鏡で病変を確認しながら、細い針で細胞や組織を採る検査です。EUSを受けるすべての方に行うものではなく、診断に必要かどうかを判断します。観察・組織採取・治療の違いを読む ›
腹部エコー
お腹の表面から超音波を当てて、胆のう、胆管、膵臓などを見る検査です。身体への負担が少ない一方、体格や腸のガスで見えにくいことがあります。検査の使い分けを読む ›
CT(シーティー)
X線を使って身体の断面を撮影する検査です。炎症や腫瘍の広がり、血管や周囲の臓器との関係を調べます。検査の使い分けを読む ›
MRI(エムアールアイ)
強い磁気を使って身体の中を見る検査です。放射線は使いません。膵のう胞や膵管・胆管の評価に用います。検査の使い分けを読む ›
MRCP(エムアールシーピー)
MRIの撮り方の一つで、膵液や胆汁の通り道である膵管・胆管を見やすくします。検査の使い分けを読む ›
EUS(イーユーエス)/超音波内視鏡
先端に超音波装置がついた内視鏡を口から胃や十二指腸へ入れ、膵臓や胆道を近くから詳しく見る検査です。必要な場合は、細い針で組織を採ることもあります。EUSと他の検査を比べる ›
ERCP(イーアールシーピー)
内視鏡を口から十二指腸まで入れ、胆管・膵管の出口から細い管を通す処置です。主に胆管の石を取る、詰まった胆汁を流すなどの治療に使います。膵炎、出血、感染、穴があくことなどの危険もあります。ERCPによる治療を詳しく読む ›

TREATMENTS

治療の名前

Interventional EUS(インターベンショナルEUS)
超音波内視鏡を使う治療の総称です。血管や臓器の位置を確認しながら、胆汁や膵炎後にたまった液体を流す治療などを行います。EUSを用いた治療を詳しく読む ›
低侵襲(ていしんしゅう)
体への負担をできるだけ小さくすることです。内視鏡では大きくお腹を切らずに治療できますが、合併症の可能性はあり、方法ごとに利益と負担を考えます。治療の利点と注意点を読む ›
ドレナージ
身体の中にたまった胆汁、膿、液体などを、管やステントを使って外や消化管へ流す治療です。内視鏡治療を詳しく読む ›
ステント
狭くなった胆管などを開き、液体が流れるようにする細い筒です。種類によっては交換や抜去が必要です。治療の目的を詳しく読む ›
膵管ステント
狭くなった膵管を越えて置き、膵液を流れやすくする細い管です。多くは一定期間の治療で、交換・抜去と画像による再評価が必要です。膵管ステントを詳しく読む ›
ESWL(体外衝撃波結石破砕療法)
身体の外から衝撃波を当て、膵管内の大きく硬い石を細かくする治療です。内視鏡治療と組み合わせることがあります。膵石治療を詳しく読む ›
内視鏡治療
口から入れる内視鏡などを使い、石を取る、狭い部分を広げる、たまった液体を流すといった治療を行います。内視鏡治療を詳しく読む ›
抗がん剤・化学療法
一般には、がん細胞の増殖を抑える薬を用いる治療を指します。薬の組み合わせや量は、がんの種類と患者さんの状態に応じて選びます。抗がん剤治療を詳しく読む ›
がん薬物療法
従来の抗がん剤に加え、分子標的薬や免疫療法など、薬を使うがん治療の総称です。がん薬物療法を詳しく読む ›
レジメン
使う薬の組み合わせ、量、投与日、休薬期間を定めた治療計画です。患者さんの状態に応じて調整することがあります。治療計画の考え方を読む ›
薬物療法
抗がん剤などの薬を使う治療です。病気を小さくする、進行を抑える、症状を和らげるなど、目的を確認して選びます。治療法の全体像を見る ›
支持療法
吐き気、感染、痛み、栄養低下などを予防・軽減し、生活と抗がん剤治療の継続を支える医療です。副作用対策を詳しく読む ›
支持・緩和医療
痛み、吐き気、黄疸、栄養、不安などを和らげ、日常生活を支える医療です。病気の時期にかかわらず、他の治療と一緒に受けられます。治療法の全体像を見る ›

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